2024年12月29日日曜日

実家のオフクロに〝変な電話〟年の瀬に懸念される、主に高齢者を標的にした特殊詐欺

 実家に足を運ぶと「そういえば ね」とのこと。

訊けば「こないだ、また〝変な電話〟がかかってきたの。」とのこと。

家の電話が鳴ったので出ると「こちらは%&$#ですが、あなたの年金に間違い?があるので修正?します。」というようなハナシだったそうで。

私に対する本人の説明もヨク分からないのですが ^^;とにかく 当のオフクロも聞いた瞬間に「おかしい」と思ったとのことで、そこで 予(かね)てより打ち合わせの返事を一言。

「あの…私は年寄りでヨク分からないので、息子が勤め先の警察から帰ってきたら電話させますので 電話番号を教えといてください。」と言うと「じゃあイイです。」とガチャリ。

以降は二度とかかってこなかったそうです。


この〝打ち合わせ返事〟を決める以前は、人のいいオフクロは「それって何ですか?」と聞き返してしまい、相手のペースにハマりかけてしまった(このときはどうにか逃れた)ので、今は 相手が〝本題〟に入る前に 前掲の「息子が警察」をスグ言わせるようにしています。


ウチの家電(固定電話)が 高齢者の電話番号リストに載っているのか、ランダムにかけてくるのかは分かりませんが、これまでも数度に亘って〝変な電話〟がかかってきたと聞かされています。

既に〝撃退法〟を会得したオフクロは、もう慌てることなく毅然と対応できていますが、当人は独居老人の立場で「もし年の瀬に、例えば 長いこと連絡の無い息子(を名乗る者)から「厳しくて年が越せない」なんて〝泣きの電話〟が来たりすれば、騙(だま)されちゃうかもしれないわよね。」と言ったうえで「社会の中で独りで暮らす弱い者を騙すのは許せないわよね。」と語気を強めていたのでした。


そんなことがあった中、県内(佐久エリア)で 何と〝金塊〟をネタにした詐欺事件があったことが報じられ、この手の犯罪の多様化に呆(あき)れさせられると同時に、あの手この手で(主に)高齢者を騙す輩に怒りを覚えたところです。




報道によると、12月中旬に 佐久市の70代の女性の自宅に、警察官や検事を名乗る男から「詐欺事件で逮捕した犯人があなた名義の通帳を持っていた」「通帳にいくら入っているか確認させて欲しい」「金を購入して」などと電話があり、その後 やり取りを繰り返した後、女性は 指定された東京の会社から金塊1800グラムを2,564万円余りで購入、止(とど)めは男からの指示で「うちの署員が行くので、金塊を玄関先に置いて」と言われたのを真(ま)に受け、玄関先の牛乳箱の中に金塊を入れたところ そのまま持ち去られてしまったということです。

この〝金塊詐欺〟は、これまでに聞いたことの無い新たな手口と言えるでしょうが、ヨク聞けば(ヨク聞かなくても)「おかしい」と思える口上(こうじょう)に対して、騙される人は騙されてしまうということなのでしょうか。


〔参考〕ニュース報道

     ↓

https://news.yahoo.co.jp/articles/caaacd1a78c22b3d0b89953cd17e749fc6b4199d


ただマ、この手の被害の報の度に「騙される人も、よくもそんなに(騙されるほど)お金があるもんだ…」と言われるところではありますが、それは置いといて、いずれにしても高齢者の懐(ふところ)に手を突っ込むような特殊詐欺は許されまじと思いを強くしたところです。


昨今、社会に蔓延する特殊詐欺について、警察庁も専用のホームページを設け 事例を紹介しながら被害予防の啓発を行なっています。


〔参考〕警察庁 特殊詐欺対策ページ

        ↓

https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/refund/


いわば古典的な「オレオレ詐欺」を初め、





行政手続きに付け込んだ還付金詐欺、





また、預貯金等を巡り相手を不安に陥れて騙す 預貯金詐欺など、その手数は限りが無いところです。






今後、このHPには「金塊詐欺」も 新たな手口として紹介されるようになるのでしょうか。


そのうえで、この手の事案を耳にする度に残念に思うのが「騙される前に相談する人はいなかったのか…」ということです。

マ、相手(騙す方)も必死で「絶対に周囲に洩(も)らしてはダメです!」と予防線を張りながら詐欺へと誘導しているのでしょうが、ウチのように〝本論〟に入る前に「息子は警官」などと応えるような撃退策を講じれば 実際の被害は防げるんじゃないかと思うところです。

それには(このことは従前にも触れましたが)普段から、独居者(おじいちゃんおばあちゃん)と若い衆(子供や孫)が「会話」そしていることが肝要という他ないところでしょう。

普段からやり取りがあれば、ちょっとした〝変なこと〟も「ねえ、実はね…」と事前に相談(連絡)もできるのに、それ(日常会話)が無く音信不通が続いていると、ついつい相手のペースに巻き込まれてしまいのではないか、と。


いずれにしても、高齢者を初めとする 罪も無き人を貶(おとし)める特殊詐欺は許されるものではありません。

で、時節は年の瀬…このどさくさに さらに類似犯が増加するのではと懸念が増すところです。


お身内と疎遠になっている方におかれても、せめて騙される前に、警察庁の相談(通報)ダイヤルに一報していただきたいと願うばかりです。






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